トヨタの86の9割はスバル製
久々の純粋なスポーツモデルの発売という事で注目を集めたトヨタの86ですが、ご存じのとおりこの車は、子分であるスバルとの共同開発という名目の上、作られた車です。
トヨタでは過去の栄光であるAE86のイメージを持った車として、スバルではスバル初のFRスポーツとして販売しているわけですが、この車、実はほとんどがスバル製なのです。
ボディはもちろん事、シャーシ、サスペンション、ドライブトレーン、そして極め付けが水平対向4気筒エンジン、もはやこれだけスバルのものを使っているというのであれば、スバルの車といってもいいのではないでしょうか。
ではどこにトヨタがあるかといえば、それはフラット4のボクサーエンジンに仕込まれた直噴技術だけであって、それ以外はトヨタの「ト」の字も見つかりません。
共同開発とは言ってもこのバランスでは、いかに企業規模が大きく関わってくるのかがよくわかることでもあります。
しかし、これだけスバル色の強い車もあろうことか名車のAE86になぞらえて販売するとはトヨタも見上げたものです。
会社が大きければ何でも許されるのでしょうか?
自動車評論家なる人間が「スバルのBRZは認めるが、トヨタの86は認めない」なんてセリフを吐く気持ちがよくわかります。
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