オーリスはおこぼれ
トヨタの小型2ボックスカーのラインナップには、こんな車あえて用意する必要があるのか?と思いたくなるような車があります。
その車がオーリスです。
同じクラスの属するカローラ・ルミオンと全く同じエンジンを持ち、スタイルも5ドアハッチバックスタイル、コスト削減策に躍起になっているトヨタらしからぬ被りようはちょっと目を疑うものとなっています。
確かにスタイルはボクシーなカローラ・ルミオンに対して、流線的なイメージが強いオーリスといった感じで差別化はされているのですが、それだけでトヨタがこの2台をそろえたとは思えません。
実は、このオーリスという車は日本人のために作った車ではないのです。
オーリスは基本的には欧米で売ることを考えてつくった車で、「どうせ一度作ってしまったのだから、日本でも売ってみるか」というような形で日本でも売られるようになった車なのです。
それによってボディのデザインやインテリアなどが日本人の好みとはちょっと違うようなものを持っている形になっているのですが、この車はあくまでの海外向けの車であって日本で売っているオーリスは単なるそのおこぼれでしかないのです。
その証拠に海外向けには既にハイブリッドモデルが売られているのにかかわらず、本国である日本ではガソリンエンジンモデルのみの販売となっているのです。
トヨタのオーリスはおこぼれ関連ページ
- カローラ・ルミオンは若返り策
- 車の製造で意外と知られていない裏話をひっそりと書き綴ります…。
- アクアはプリウスの廉価バージョン
- 車の製造で意外と知られていない裏話をひっそりと書き綴ります…。
- トヨタの86の9割はスバル製
- 車の製造で意外と知られていない裏話をひっそりと書き綴ります…。
- マークXジオは全く別の車
- 車の製造で意外と知られていない裏話をひっそりと書き綴ります…。